知って得する！【競輪選手の年収】はいくら？元競輪選手が解説します！

「競輪選手の年収っていくらなの？」

このような疑問に元競輪選手のhomareがお答えします。

競輪選手になりたい人にもお得な情報になっていますので、ぜひご覧ください。

2021年3月10日 5分でわかる！元競輪選手が【競輪選手のなり方】を解説します！

競輪選手の年収は？

男子競輪選手の平均年収

男子競輪選手の平均年収は約1,200万円ほどです。

ただ競輪には「級班」というクラス分けがあり、各階級ごとに平均年収は変わってきます。

男子競輪選手の階級は「A級3班」から「S級S班」に振り分けられています。

各階級の平均年収は下記の通りです。

デビューしたばかりの競輪選手の所属する「A級3班」と、上位9人しか所属できない「S級S班」とでは平均年収にかなりの差があります。

勝負の世界である競輪だからこそ、ここまで上位と下位の差が出ているのではないでしょうか。

なので、競輪選手はみな上位の階級を目指してレースをしています。

女子競輪選手の平均年収

女子競輪選手の平均年収は約600万円ほどです。

今、ガールズケイリンとして人気を集めていますが、男子競輪選手と比べると平均年収は約半分になっています。

男子競輪選手の平均年収と差が開いている理由は、高額な賞金のレースが少ないことです。

ですが、近年ガールズケイリンの人気が高まっており、女子競輪選手も男子競輪選手に近づいていくことも考えられます。

また、ガールズケイリンには現在、クラス分けはありません。

ただ今後、女子競輪選手の数が増えていけばクラス分けが行われていき、各階級ごとに平均年収は変わってくるでしょう。

競輪選手の年収内訳

競輪選手の年収は「賞金」と「手当」がベースとなっています。

「賞金」はその名の通り、レースの賞金です。

競輪選手の年収の大半は「賞金」になります。

レースの賞金額はG1、G2、G3、F1、F2とグレードによってさまざまです。

また「予選」、「準決」、「決勝」といったステージによっても賞金額は変わってきます。

もしレースで勝つことが出来なくても着順によって賞金はもらえるので、出場すれば最低限の賞金は獲得することが可能です。

「手当」はレースの賞金以外で支給されるお金です。

競輪選手はレースの賞金だけでなく、さまざまな手当が支給されます。

代表的な手当は以下になっています。

それぞれ手当の支給額は下記のようになっています。

となっています。

この他にも、出走するレースの時間帯によって支給される手当もあります。

競輪は朝から深夜まで、さまざまな時間帯でレースが行われていて、競輪選手は出走する時間帯によって1レース1,000円〜11,000円が支給されます。

このように手当は賞金よりも金額は低いですが、さまざまな手当があり競輪選手にとっては重要な収入源です。

競輪選手の収入は減少傾向

戦後復興のために始まった競輪は、最盛期の1991年に約2兆円の売上を記録しました。

その後、売上減少が進み2013年には約6,063億円にまで売上が減ることになります。

それにともない賞金、手当の減額で競輪選手の年収は減少傾向にあるのが現状です。

ですが、2011年に始まった「ミッドナイト競輪」や、2012年に始まった「ガールズケイリン」の売上が好調で、減少傾向の歯止めにも光が見えてきました。

また、最近では競輪選手が個人でスポンサーと契約し、ユニフォームにロゴを載せるなどして、スポンサー料を得るという新しい収入源も増えています。

まとめ

ここまで競輪選手の年収について、元競輪選手のhomareが解説してきました。

まとめると、下記のようになります。

競輪の売上減少から、競輪選手の年収が減ってきているとお伝えしましたが、今はまだ平均年収も高い水準にあります。

しかし、売上減少がとまらない場合には、競輪選手の平均年収も下がるでしょう。

その影響で競輪選手を目指す人が減り、選手数が減ると白熱したレースも少なくなってしまうかも知れません。

競輪の売上をアップさせることが、しいては競輪ファンを楽しませるレースが増えることにつながっていくはずです。